りつ缶

のんべんだらり

2023年おすすめ本の本棚

はじめに

前回の教訓を胸に、2023年は年初のうちに本棚を設置、毎月いいなと思った本を登録して以降方式にしようとしていました。……が、結局夏以降の分については年が明けてからまとめてああでもないこうでもないとこねくりまわし、最終的に、昨年はリアルの動きが割と大きくて読書の時間はバランサー的な役割ではあれど、逆に言うとあんまり読んだ本に対して大きく心を動かされたりすることもなかったかも、というのと、読書メーターに登録しない類のものに対しての方が心を動かされたのかもしれない、という感じの本棚になりました。
が、まぁそれはさておいて、選びきれなくて15冊も登録してしまったので、ここに記録を残します。

子どもの本

夏に見つけて、(私が)春にまた読みたいなと思った一冊。

どっち側からもよめるのがとても面白くて、子どもも私も両側から読んだりと何度もいろいろな楽しみ方をしました。昨年はほかにもjunaidaさんの本を何冊か読んだのだけど、どれか一冊選ぶなら、これ。

ここに貼り付けるために商品紹介のところで検索して知ったのだけど、もう少しひらがな多め版と、文学全集所収版があるのね。
難しいなりに、好きな動物たちがたくさん出てきていたりもあって子どもも集中して読んでいた作品。悲しいことに、この話の中で問題として挙げられている問題は解決されていないものも多い。そういう意味では折に触れて自戒の意を込めて読み返したい一冊でもあるので、次はひらがな多め版か、文学全集版のどちらかで(もちろん子どもと一緒に)読んでみたいな。

これを読んでから、街中で見かけるキャンピングカーの種類を詳しく叫ぶようになった。たしかにいろいろな大きさのがいるなとは思っていたけど、名前までそんなに色々あるとは……。今度書店で見かけたら買うと思う、と書いていたけれど、最近行くようになった書店の棚にないので、まぁ、めぐりあわせの問題かしら。

家関係の本2冊。前振りとして、「世界あちこちゆかいな家めぐり (たくさんのふしぎ傑作集)」(四半世紀ほど前の「たくさんのふしぎ」版)を親子で愛読している、という話があって、気がついたら家の間取りとかが登場する本も楽しく読み、そしてレゴで家やトミカのための消防署・警察署を作るようになっていた、というオチもつく。今年もまたいろいろな建物関係の本を一緒に読めるといいな。

読み物

note.com
どれも美味しそうな食べ物ばかりで、ひたすらじゅるりじゅるり。文体が好きだなと思ったのと、別のお店の話と間違えて「底にタッチするまでが私の時間」を買ったのだけど、これはこれでちょいちょい入っている補足コメントも楽しく読んでいる。
食べ物エッセイといえばくどうれいんさんの新刊も気になりつつ、前の本を積んでいる気がしてまだ手を出していない……。前の本を積んでいるのか読み切ったのか、物理的に確認しなくちゃ……(読書メーター上はまだだったので)。

「どうする家康」を当初は見るつもりがあったのでこれを読み、冒頭3話くらいまでは見て、これに書かれている家康像に近い感じで展開していくのかなと思った記憶はあるのだけど、結局最終話すら見ずに年が明けてしまった。青空文庫kindleで読める*1と学んでから、坂口安吾はこんな感じのエッセイばかりを読んでいる気がする。

小説

気になるなー、と思っていて、やっと読んだ。愛はなくて、ある。人間関係で疲れたらまた読み返そう……。癒しますよ、そのままでいいんですよ、と差し出される物語よりも、こっちの方が私は好きだな。

好きだったweb小説の書籍化おめでとう枠。書籍化記念で追加されたSSとかも楽しく拝読しました。

漫画

好きで追いかけていた漫画の完結おめでとう枠。読み返したい順に並べているけど、結局どれもまだ読み返してないな……。今年のどこかで読み返す時間を作りたい、作ろう。

年間まとめ

昨年も書きましたが、過去の年間まとめもずっと見られるようになったの、とてもありがたい。あと最近「つぶやき」のログも以前より長く残るようになったような?
なんだかんだで10年以上継続利用しているサービスなので、続いてほしい。
bookmeter.com

小説・漫画以外の本と音楽・映像関係はブクログに。必要に駆られたというのもありますが、雑誌や実用書などを読む量が増えたのは、昨年とそれ以前との大きな違いかもしれません。
booklog.jp

*1:最近、以前は検索結果に出てきた作品が検索できなくなってしまっていたりするものもあって結構悲しい