りつ缶

のんべんだらり

2015年おすすめ本の本棚

今年も懲りずに作りました。
bookmeter.com

今年は13冊。小説7作,漫画6作です。今年も例年通り,本棚に表示されている順位はあまり気にしないでください。
また,この記事のなかで,kindle版があるものはそちらへのリンクを貼っています。

大学生・大学が出てくる小説

こういう括りで選ぼうと思った訳ではないのですが,結果的に。

手のひらの露 1 (星海社FICTIONS)

手のひらの露 1 (星海社FICTIONS)

こちらは先日2巻が出ていました。いつもお世話になっている界隈でとても話題になっていたので読んだ一冊。しばらく離れて暮らしていた兄と同居するようになった弟が主人公。ストーリーや兄弟の関係性ももちろん素晴らしいのですが,話に出てくる食べ物がどれもこれもただただ美味しそうで…。私はこれを読んでからおみおつけをなるべく作るようになりました(無駄にドヤ顔


マル合の下僕

マル合の下僕

色々なところで話題になってもいたし,今更私がわざわざオススメせんでも…と思いつつ(今回はそういう本が何冊かある)。シリアスな話題が相当てんこ盛りだった筈なのだけど,読み終えて半年以上経って思い出すのは,甥っ子との会話がひたすら面白かったなぁ,ということ。別にダジャレを言ってるとかではなかったんだけど,どうしてここまで面白いことに…という感じがよかったです。

和風FTと歴史もの

白鳥異伝[上] (徳間文庫)

白鳥異伝[上] (徳間文庫)

あまねく神竜住まう国

あまねく神竜住まう国

今年はヤマトタケル伝説とご縁をいただいた一年だったので,久しぶりに「白鳥異伝」を再読。以前に読んだときよりも5割増くらいでぼろ泣きした後で新刊が出ていたのを知り,「あまねく〜」を読んだのでした。元々,「あまねく〜」を読み終わった後は「風神秘抄【上下合本版】 (徳間文庫)」を忘れてしまっていたから再読してもう一度…と思っていたのだけれども,「風神秘抄」を読んだ後,こちらを再読するのはすっかり忘れてしまっていた。
ちなみに,この辺を読んだのとは全く関係ない流れで最近「定家明月記私抄 (ちくま学芸文庫)」を読んでいて,平安末期〜鎌倉あたりの時代ってやっぱり面白いなぁというのを再認識しました。


これこそほんとに私が今更(ry)感溢れるものですが。あまりにも評判が出回りすぎていたので,あらすじとかには一切触れないようにしていたのです。それで読んでみたら,W主人公だし医術(というか疫学かな)がキーワードになっているしでどんどん楽しくなってしまって,延々とページを繰ってしまっていたのでした。カタカナの名前が多くて,それだけが若干苦痛とまではいかないけど辛かったので,カタカナの名前が苦手な方は頑張りましょう。


なぜ2015年にもなって今更これを読むのか,と思ったあなた。私もそう思いながら読みました。年始頃に唐突に昔の大河を思い出したはいいものの,「功名が辻」なのか「利家とまつ」なのか思い出せなくて,両方読んでみてしまえ! と思ったために両方読んだのでした。ちなみに結局当時思い出した大河がどれだったのかは未だにわかっていませんが,両作ではないということはわかりました。
ちなみに,なんでこれを入れたのかというと,そういう思い出話のためではなく,地の文で唐突に作者が取材旅行先で呑み屋に行ったときの話がでてきたということにとてつもなく衝撃を受け,そしてそれを上回るほどの衝撃を受けるような小説には出会えなかったからです。

面白かった漫画3作

ここに入れなかったけれども,続きを読み続けていて毎回面白いなと思っている漫画もあります,念のため。

お仕事でお世話になっているおねーさんからお借りして知りました。ケルトもので魔法もので人外キャラがたくさん出てくるとか好きにならない理由がないじゃないですかー! というような状態で,借りてきたその日か翌日くらいに読み終わってハァハァしていました。ドラゴンたち(で合ってるっけ)がとてもかわいかったです。そして今気づいたけど4巻出てますね。読まないと。ポチろう。


ヲタクに恋は難しい: 1 (comic POOL)

ヲタクに恋は難しい: 1 (comic POOL)

なんで読もうと思ったのか思い出せない…のですが,買って読んで爆笑しまくり,pixivで追いかけられるところまで追いかけて今に至ります。


テンカウント(1)

テンカウント(1)

これも私が今更(ry)感溢れる一冊ですが。というか結果的にそういう本だらけで今回の本棚はちょっとだらしがないですね。それはさておき,このシリーズ,元々作者さんの絵が好きだったので気にはなっていたのですが,読んでみたら案の定どハマりでした。なおBLです(念のため

完結お疲れさまでした

実際には今年完結ではなさそうなものも含まれていますが,まぁまぁ細かいことは気にしない! ということで。

ここはボツコニアン 5 FINAL ためらいの迷宮

ここはボツコニアン 5 FINAL ためらいの迷宮

期間としてはそれなりに長かったけど,物語としてはまだまだ続いてほしかったなと感じてしまっています。最後かなり駆け足だったし。でも大団円でよかった……と思いたい。


たまたま4巻まで出てる作品なんだな,と思って読んでみたら4巻完結でびっくり。これを読んでいて,やっぱり私は妖怪ものが好きなんだな,というのと,日常系は日常系でも所謂時代小説とかこれみたいに,エピソード一つごとに何かしら解決したり決着するものが好きなんだな,というのがよくわかりました。


ギドさんのBL2作品。どうなんだろう,青年発火点シリーズは完結というのでもないのかもしれないけれども。雰囲気はそれぞれ違うんだけれども,年長組と年少組のそれぞれのカップルのエピソードがあって,それぞれとても幸せそうになっていて,というのがとてもよくて,この2作品は,この先も何度か読み返しそうだなぁと思っています。

過去の記事はこちら

ここまでお読みくださり,ありがとうございました。よろしければ過去記事もどうぞ。

ritsuca.hatenablog.com
2014年おすすめ本の本棚 (※追記あり) - りつ缶


2013年おすすめ本の本棚 - りつ缶


2012年おすすめ本の本棚 - りつ缶