りつ缶

のんべんだらり

2013年おすすめ本の本棚

昨年分も作りました。
りつかさんの2013年おすすめランキング本棚 - 読書メーター

一昨年分はこちら↓
2012年おすすめ本の本棚 - りつ缶
なんか最後の方に「来年は1ヶ月に1冊ブルーバックスを読む,とかそういう目標を立ててみようかと思います。」とか書いてあるのが見えた気がしなくもないのですが,たぶんきっと気のせいだと信じています。そんな生活ではなかったぞ昨年。

今年は,「1〜10位は読んだ順に良かった本(基本的にシリーズ物中途は除く),11位はシリーズもの中途巻だけど入れたかったもの」という方針でまとめてみました。
「2013年おすすめランキング」を作ってみました! http... - 読書メーター

1. ダース・ヴェイダーとルーク(4才)

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)

ダース・ヴェイダーとルーク(4才)

ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア

ダース・ヴェイダーとプリンセス・レイア

プリンセス・レイアはまだ読めてません…読めてません,が,ルークのがとてもよかったので期待を盛大に膨らませています。とてもほのぼのしてて,微笑ましいエピソードだらけでした。

2. 盤上の夜

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

盤上の夜 (創元日本SF叢書)

世界各地のボードゲーム,知らないゲームばかりだわ…と思いつつ話の中身にもため息ばかり。お話の組立がとても美しかったです。

3. 不思議図書館

不思議図書館―高尾滋作品集 (白泉社文庫 た 8-3)

不思議図書館―高尾滋作品集 (白泉社文庫 た 8-3)

とてもよかったのだけど,雰囲気が好みだったなということだけ強く覚えていて,どんな話があったか記憶が朧…。私の中ではなんとなく冬〜初春あたりに読みたい本だなというイメージになっています。

4. 手に職。

手に職。 (ちくまプリマー新書)

手に職。 (ちくまプリマー新書)

谷根千あたりの職人さんたちのお話。職人さんが関わるお仕事,製品があると知ってはいてもなかなかそういうものに関わったり触れたりする機会は少ないので,とても面白かったです。一昨年「ふむふむ」を読んだときにも思ったけど,やっぱりお仕事のインタビューって面白いなぁ,と。

5. 数学ガールの秘密ノート

数学ガールの秘密ノート/整数で遊ぼう

数学ガールの秘密ノート/整数で遊ぼう

数学ガールシリーズは,読みたい読みたいと思いつつ何度か途中で挫折してしまった記憶があって,それで余計に手が出せなくなっていました。が,秘密ノートが出たというので試しに「式とグラフ」を読んだらするすると読めてしまって,何これ状態に。わかりやすかったし,やっぱり数学面白いな好きだなと思いました。
「整数で遊ぼう」は年末ぎりぎりの時期に出版を知ったのでまだ読めていませんが,ぜひ今年のうちには読んで,本編ももう一度挑戦してみたいと思っています。

6. 八百万の神に問う

2巻を読み終ったのは年明けてからでしたが,あまり深く気にしてはいけません。
多崎さんの作品は前々から好きでしたが,今作もやっぱり面白くて,読んでいてとても楽しいです。あと巻数少なめのシリーズものは個人的に好きな形態だし,他人に薦めるときにも薦めやすい気がしています。今まであんまり和に引き寄せまくった世界のお話はたしかなかったような気がしてましたが,多崎さん,和っぽい世界のお話もやっぱり雰囲気がよくて,そしてあとがきもなんだか微笑ましくて好きです。あと2冊で終わってしまうのは寂しくもあり,でも続きは楽しみでもあり。複雑です。

7. ニッケルオデオン

ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX)

ニッケルオデオン 赤 (IKKI COMIX)

ニッケルオデオン 緑 (IKKI COMIX)

ニッケルオデオン 緑 (IKKI COMIX)

なんだか独特で,とても面白かった! 赤を借りて,面白くて,読書メーターで感想登録しようとしたら緑が出ていることを知ったので反射的に購入ボタンを押して今に至ります。話もシュールで面白いのだけど,絵柄が好みというのも大きいかもしれません。しつこいようですが,とても面白かったです。

8. 地域を変えるデザイン

地域を変えるデザイン――コミュニティが元気になる30のアイデア

地域を変えるデザイン――コミュニティが元気になる30のアイデア

最近町おこしみたいなことに興味が出てきていて,それでたまたまこれを見つけて読んで,色々な事例があるんだなということを知って,面白いし,いつか役に立つ日が来るかしらと思ったので入れました。アピールしたいことがあるならば尚更,デザインには気をつかわねばと思いつつ,なかなか難しいなと頭を悩ませる日々です。

9. カブキブ!

カブキブ!  1 (角川文庫)

カブキブ! 1 (角川文庫)

カブキブ!  2 (角川文庫)

カブキブ! 2 (角川文庫)

あの榎田さんが角川文庫で!? という話をきいて読みたい気分が高まりまくって読んだのが1巻。正統派っぽい青春ものでした。エピソードがいくつも絡まり合っていて,それもあってぐいぐいぐいぐい引き込まれていく感じでした。
とても面白かったので,2巻も…と思いつつまだ読めてません。読まないと。読まねば。

10. 辞書の仕事

辞書の仕事 (岩波新書)

辞書の仕事 (岩波新書)

最後もお仕事もの。昨年読んだ「舟を編む」からかなり間が空いていますが,見つけたので手にとってみたら,なんだかちょっと面白そうだな,と思ってそのまま読んでしまいました。「舟を編む」にも出てきてた用例カードってやっぱり恐ろしい代物だったんだな…というのをひしひしと感じました。

11. 青い花

青い花(8)(完) (Fx COMICS)

青い花(8)(完) (Fx COMICS)

中途巻というかむしろ最終巻ですが。大団円だといいなーいいなーと思いながらずっと読んでいて,こういう風に終わるとはまったく想像もしていなかったけれども,読み終って,いい終わり方だったな,好きだな,と思いました。この作品に出会えてよかったなぁと思います。お疲れさまでした。

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昨年の本棚も,案の定統一感のない本棚になりました。きっと今年の本をまとめるときも,やっぱり統一感もストーリーもない本棚になるような気がしています。でも,そんな風に色々読んで,それが自分の糧になるならきっとそれは悪いことではない筈,と信じて今年も本を読もうと思います。漫画や絵本も含めて10冊/月くらいは読めたらいいなぁ,と思っていますがさてはて。