りつ缶

のんべんだらり

図書館総合展に行ってきていました。

終わってからもうそろそろ10日経ちますが(滝汗


一日目と三日目に行って、フォーラムは、

  • Code4Lib Japan
  • 製本実習
  • 「本」の未来をめぐる若手パネルディスカッション
  • 図書館をデザインする〜情報デザインと主題プロデュースの手法〜

に参加していました。
偏った日程での参加になって、実際、企業ブースとかポスター発表はあまり見れていない(とはいえ、去年と同じくらいは見れたような気もする)ので、来年以降、また行くときはもうちょっと日程をよく考えて組もうかな、というのが個人的な反省点です。


さて、製本実習以外には、それぞれtogetterにもTLのまとめがあがっているので、それをご覧になった方もいらっしゃるのでは、と思います。

が、「図書館をデザインする」の中で、TLに流れてはいなかったけれども、キーワードっぽかったこと、きいていて気になったこと、を少し書き出してみたいと思います。

pingpong のキーワード

「意識」と「無意識」が混在した集合知

今回の WS の注意点

あくまでも手法の体験だということ。
ここで完結はしない。

まとめ

常世田 良さん(日本図書館協会

現象的なところの指摘が多かった。
潜在的なニーズの堀り出し、コンセプトのひっくり返しもあったが、本質的なところにたどりついてほしかった。
利用者は図書館を選べない。図書館をデザインするとなると、目立つ案などを出しがちだが、一過性のものではなく、ご飯やパンなどの主食のように、ずっとあるもの、ずっとあって飽きない図書館であるようにするべき。

柳瀬 寛夫さん(岡田新一設計事務所)

今回はS(解決策)とR(結果)しかやらなかったが、C(状況)、P(問題)、F(フォース)の段階も、ぜひ自分の手でやってみて。
アムステルダムの公共図書館にはいくつもレストランが入っているが、最上階のレストランでは、ペンを走らせていたり、PCを使っていたり、PCを囲んで話し合いをしていたりと、それこそまさに図書館そのものであるような光景が見られる。それも、B.D.S.の内側で。
飲食スペースには、図書館の本質を探る中で、何かがある、と思う。

洛西 一周さん(Nota,Inc.)

ブレストは拡散してしまって、あまりまとまっているところはなかったが、やはり大事だと思う。
「主観が集まることで客観が見える」と信じているから。

李 明喜さん(matt)

「手を動かす」WSということで、おもしろかったのが、カードにハサミをいれるタイミングと、立ち上がるタイミング。これが、グループ毎に違っていておもしろかった。
今回のこれは、pingpong WSのさわりをみた、程度だと思っていてほしい。

思ったこととか

当たり前のことなんだけれども、「利用者は図書館を選べないから主食型の図書館を」という一言には、衝撃を受けました。よくよく考えてみれば、図書館は学校や自治体が提供しているサービスの一環なので、それは至極もっともなことなのですが。
あと、やっぱり飲食は課題だと思いました。身の回りの図書館で飲食OKというところはないですが、同じ建物の中に飲食店が入っているところは増えつつあります(というような気がする)。この先どうなっていくかはわからないけど、これは鍵になるんだろうなぁと改めて思いました。