りつ缶

のんべんだらり

ことばと思考

ことばと思考 (岩波新書)

ことばと思考 (岩波新書)


バイト先の図書館でずるずる借りてた本。
自分で思っている以上に「言葉」はものを考えるのに影響しているんだなーと思った。たとえば左右を表す言葉のない言語圏の人たちは、左右を表す言葉のある言語圏の人たちと少し違う行動をする、とか。言葉を覚え始めてる赤ちゃんと、そうでない赤ちゃんとでは興味をもつ対象が違う、とか。でもその中でも面白かったのは、自分の属してる言語圏とは違う区切り方でものを認識していることだってあるよ、ということ。つまりそれが普遍的な見方。言語にも文化にも影響されないもの。
言葉は思考にすごく影響してるけど、それが全てではないという話で、結局複雑なのに変わりはないのよ、ってことだったのだけど、なんか面白かった。