りつ缶

のんべんだらり

ぜんそく


超大雑把なまとめ。一部に偏ってるけど。

ぜんそくと似た症状を起こす病気

アレルギー検査が必要

診断の後

  1. 皮膚反応テスト(プリックテスト、皮内テスト、スクラッチテスト)
  2. 血液検査
  3. 肺機能検査
  4. 誘発テスト(吸入誘発テスト、気道過敏性テスト、運動誘発テスト)

成人ぜんそく

  • アトピー型 : ハウスダストやダニに陽性を示す。花粉症を先行して有する場合に多くみられる。
  • 非アトピー型 : 成人ぜんそくの約3分の1。アレルゲンが見つからない。排ガスやたばこの煙、気温や湿度、薬、過度のストレス、風邪やインフルエンザなどの感染症などが誘因になって発症すると考えられる。

ぜんそく死

  • 日本は先進国トップクラス
  • 吸入ステロイド薬による治療と自己管理で十分に避けられる
  • 定期受診の怠りが適切な受診の遅れや、予期せぬ急激な悪化を招く

ぜんそく日記

  • 発作の状況、ぜんそくやその他の症状、睡眠状態、日常生活の様子、薬の使用状況、ピークフロー値(一気に強く吐いた息の速さを示す値)などを記入する
  • メリット : いつどんなときに、何をきっかけに発作を起こしやすいのかなどを客観的に捉えられるようになる。薬の飲み忘れや、使いすぎもチェック可能。受診のときに持参するとよし。
  • ゾーンシステムによる判断 : ピークフロー値を、自分の基準を100%として、80%以上なら安全領域、80~50%に低下した時は要注意領域、50%以下まで低下したときは警戒・危険領域と判断する。

注意

  • ライフスタイルの改善と環境の整備(例 : 過労、ストレス、ペット、解熱鎮痛薬、ダニやカビ、喫煙、運動)
  • 特に過労に注意
  • アルコールは原則禁止 : アルデヒドが原因のアルコール誘発ぜんそくは、日本人のぜんそく患者は、欧米人に比べてアルコール誘発ぜんそくを起こしやすいといわれている。
  • アレルゲンの排除は不可欠 : たとえば、ぜんそくのアレルゲンの約70~80%を占めているのがハウスダスト
  • ストレスもぜんそく悪化の一因→ストレスを溜めない
  • 食物がアレルゲンになることも→栄養バランスのとれた食事を腹七〜八分目
  • 過食をしない、便秘を予防する、気管支粘膜を刺激する成分の入った食品をとりすぎない(例 : たけのこ、なす、ほうれんそう、里いも)
  • 適度な運動が発作を防ぐ : 自分でペースをコントロールできる個人競技など(有酸素運動や武道)が適している→水泳が最適

アスピリンぜんそく

  • 自己判断で薬を用いると、薬によって誘発される「アスピリンぜんそく」の発作を起こしてしまうかも…。
  • 成人ぜんそくの患者の約10%くらいはアスピリンぜんそくを持っている
  • アスピリンだけでなく、インドメタシン、フェノプロフェン、イブプロフェン、メフェナム酸などの非ステロイド系解熱消炎鎮痛薬によっても発作が誘発。

アレルギー性鼻炎との関係

  • 合併している患者も少なくない
  • どちらも気道の病気なので影響し合っている?
  • 花粉がアレルゲンであることがわかっていたら対策すべき→花粉症は、アレルゲンとなる花粉のシーズンの約1ヶ月前から抗アレルギー薬を服用すると軽くなる

月経・妊娠とぜんそく

  • 月経前にぜんそくの症状が悪化することも→月経が始まって2~3日で症状は改善される
  • 月経痛があっても、自己判断で鎮痛薬を用いてはいけない。アスピリンぜんそくを誘発する可能性があるため。
  • 妊娠は原則として可能だが、医師に相談するように。
  • 妊娠はぜんそくに良くも悪くも働くため、症状に応じた治療を行うことに。
  • 妊娠3~12週くらいは、母親が用いる薬が胎児に影響を与えるので、ぜんそくの治療薬に限らず、できるだけ薬はのまないようにして問題のない吸入ステロイドを励行するのが理想的。

旅行

  • 医師に相談して、携帯する薬などを処方してもらうとともに、緊急時の対処法を確認
  • 海外の場合は、英語での病名、薬剤名などを書いたメモを携帯するとよい。