478p
だが土下座をやめようとしない功一を見ているうちに、次第に気持ちが落ち着いてくるのを感じた。血の繋がりがないとはいえ、これほど深く強く心が結びついた三人のことを羨ましいと思った。行成にとって静奈はかけがえのない存在だ。ならば彼女が愛する有明兄弟も、やはり大切な人間なのだ。
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482p
「それをあなたにプレゼントするのが、僕の役目だったんでしょう?」行成は穏やかに笑った。「僕もあなたたちと絆で繋がれていたい」
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/05
- メディア: 単行本
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