りつ缶

のんべんだらり

ブッダ 文庫版 10〜12


ずっとずっと先輩からお借りしてしまっていたものを、返さねば、と思って見てみたら未読だったという…。慌てて読みました、10巻から12巻まで。
途中のブッダのあまりの老け込みようには若干絶句してしまいました。あとやっぱり手塚治虫は話の作り方というか見せ方がうまいなぁ、と。台詞だけとってみても、なんかやっぱりいい意味で違うというか。そんな感じがしました。実のところ、9巻までの話をうろ覚えの状態で読んでしまったので、読後思ったことは、最後まで激動の人生だなぁ、というぼんやりとした感想でした。
仏教そのものへの興味はともかく、今、サンスクリット文献(バガヴァッド・ギーター)の輪読と東洋思想の講義をとっている関係で、ブラフマンが出てくるとなんとなく興奮というかテンションがあがるというか、そんな感じでした。私が今学んでいる内容が、仏教思想の根幹に関わっているんだなぁ、と思うと、なんだか不思議な感じがします。
そんなこんなで、年度が終わって授業が完結したら、ブッダを1巻から読み返したいなぁ*1、と思いました。

*1:市立図書館に全巻揃っているのでそちらで借りればいいかな、と