りつ缶

のんべんだらり

古事記 2

63p

娘の名は櫛名田比売(奇シ稲田ヒメで、稲田の守護神)といいます


88p

「国は譲ってさしあげよう。その代り、私のために巨大な神殿を造ってくれ」
 地上世界である葦原中国を治めていた大国主神が、高天原の神に国を譲ることを迫られたときに出した条件である。
「地底の岩盤に宮柱を太く立て、高天原千木を高くそびえさせるのだ」。これが出雲大社の起源とされる。もちろん祭神は大国主神
 平安時代の数え歌に「雲太、和二、京三」とあるが、これは日本の建造物を大きい順番にならべたもので、一番が「雲太」、すなわち出雲大社の神殿。次に大和・東大寺の仏殿、三番目が今日の大極殿、だという。平安時代の神殿が大国主神の注文どおりの巨大な建物であったことを示すもので、高さはなんと四八メートルを超えたと言われる。高い建造物のない時代、反りかえる屋根はまさに雲を分け天を突き、「神留る」にふさわしい姿であったことだろう。


古事記 (日本の古典をよむ 1)

古事記 (日本の古典をよむ 1)


とりあえず上巻読み終わったから返す。返却期限過ぎちゃってるし←
続きはまた後日。