りつ缶

のんべんだらり

2017年2月の読書メーター

2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3290ページ
ナイス数:125ナイス

翼の帰る処 2 ―鏡の中の空― 下翼の帰る処 2 ―鏡の中の空― 下感想
先に自分の領地をきちんと治めてこいと発破をかけられたヤエト。案の定、非戦闘職種の尚書官だった筈が殺されかかったり戦いのど真ん中にいる羽目になったり。要所要所で出てくる皇妹、ほんと曲者だよなと思う。巻末の「恋文の行方」、ミアーシャさんはエイギルの反応も予想したうえで楽しんで送ってるんじゃまいかという気分になって仕方ないw そしてヤエトの出世に対するエイギルの「皇帝は元々知ってたから副官に任命→様子見の結果《黒狼公》に取り立てたのでは」疑惑の信憑性、すごく高い気がする…。
読了日:2月26日 著者:妹尾ゆふ子
翼の帰る処 2 ―鏡の中の空― 上翼の帰る処 2 ―鏡の中の空― 上感想
北嶺郡が国に格上げ、それに伴い皇女は太守から王へ、ヤエトは副官から相へ、そのために四大公家《黒狼家》へ。相変わらず出世欲は皆無、出家欲のために生きているようなヤエトなのに、完全に逆方向に話が進んでいくのがもう完全にギャグ。皇女も自分では(資格がないと思っているから)望んでもいない帝位争いに関わらざるを得なくなり、物騒な話題も増える増える。
読了日:2月26日 著者:妹尾ゆふ子
うちの執事が言うことには (4) (角川文庫)うちの執事が言うことには (4) (角川文庫)感想
芽雛川家の船上パーティー、とあるお菓子屋さんの青目さん(仮名)、住込み執事(衣更月)と派遣執事(頼長くんのところの夏原さん)、衣更月びっくり大作戦の4本。最後の衣更月びっくり大作戦が一番好きだなw 色々とがんばりすぎだと思ったけど、バイト初体験とか絶対花穎楽しんでるよね…w 相変わらず出てきてくれてる赤目さんにひと安心。
読了日:2月24日 著者:高里椎奈
うちの執事が言うことには (3) (角川文庫)うちの執事が言うことには (3) (角川文庫)感想
父の知人への見舞い、遠縁の後継ぎ問題、立てこもり事件、使用人たちに降りかかるトラブル。最後のトラブルの話はひやりとするところもあったけれども、無事に解決したし、花穎なりに当主として立っている姿はかっこよかった。2巻巻末で見えていた不穏な空気はこれでひとまず解決した…のかな?
読了日:2月23日 著者:高里椎奈
うちの執事が言うことには (2) (角川文庫)うちの執事が言うことには (2) (角川文庫)感想
1巻を読んでからかなり時間が経ってしまっていたのだけれども、すんなり物語に入れた。当主として暮らし始めて少し慣れてきた花穎(かえい)と執事の衣更月(きさらぎ)。一足飛びにうまくいくようになるわけではないのは当たり前で、模索しながらの二人が選んでいく答えにほっとする。
読了日:2月22日 著者:高里椎奈
翼の帰る処 (下)翼の帰る処 (下)感想
「休養」の名目で都に送り込まれたヤエト。その先で、王位継承争いの一端に触れてしまう。中盤からは息もつかせぬ展開で、電車一駅乗り過ごしてしまった…。ヤエトに与えられた恩寵は過去視の能力だけれども、それと同等かそれ以上に、考察・推察に優れていることもまたヤエトの武器として最大限に活かされていて、こんなことしてたら楽隠居なんて数十年以上先なのでは、とふと思ってしまった。脇役のおじさまたちが魅力的なのも相まって、とても楽しかった!続きも読みたい。
読了日:2月19日 著者:妹尾ゆふ子
翼の帰る処 (上)翼の帰る処 (上)感想
「恩寵」と呼ばれる力をもつ皇帝一族が治める帝国の官吏ヤエト。左遷先に皇女殿下が赴任、隠居生活の夢は敢え無く絶たれる。ぐいぐい引きこまれて、あっという間に読み切ってしまった。嵩張るからと下巻を家に置いてきたのは失敗だったなー。
読了日:2月17日 著者:妹尾ゆふ子
胡蝶殺し胡蝶殺し感想
父を亡くした少年の後見人になった歌舞伎の女形の話。第一幕は少年期、第二幕は青年になってからの再会。タイトルがタイトルだし、ハッピーエンドにはならないのかも、と思いながら読んでいた。第一幕の様子をみていて、実の息子の俊介の方がむしろ歌舞伎から離れる道を選ぶのでは、と思っていたのだけれども、そんなことにはならなかった。秋司が長かった「芝居」を終えて、最後に三人が踏み出した道に、光あれ。
読了日:2月14日 著者:近藤史恵
Animage(アニメージュ) 2017年 03 月号 [雑誌]Animage(アニメージュ) 2017年 03 月号 [雑誌]感想
YOIのとこだけ。スイパラコラボやってるのか…ちょっと気になるかも…行けるかしら。
読了日:2月13日 著者:
なかよし 2017年 03 月号 [雑誌]なかよし 2017年 03 月号 [雑誌]感想
またCCさくらのみ。秋穂ちゃんの連れてるモモがケロちゃんやすっぴーのお仲間に見えてきてしまう…。お父さんがというか、木之本一家、みんなでスマホ使いこなしてる感じだなぁ。
読了日:2月13日 著者:
カブキブ! 5 (角川文庫)カブキブ! 5 (角川文庫)感想
夏だ!合宿だ!というわけでほぼ全編合宿のエピソード。あと1年生たちの課題を潰していくなかで、唐臼くんのトラウマが明らかに。「毛抜」は知らなかったので、クロのあらすじ説明を読んでふむふむなるほど状態。作られた当時は、いまのアクション時代劇とかそんな感じの位置づけだったのかなー。なんだかんだでカブキ部の面々と(嫌そうにしながらも)関わる蛯原くんとても可愛い。キャラ紹介には出てこないけど、渡子ちゃんはこの先も出てきそうだなぁ…。
読了日:2月7日 著者:榎田ユウリ
時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)時砂の王 (ハヤカワ文庫JA)感想
人類とは異なる生命体に地球が侵略された。時間遡行を繰り返し、人類が、地球が生き残るために戦い続けるメッセンジャーたちの物語。そもそもの発端からこれまで行き来してきた時間枝でのエピソードと、邪馬台国のエピソードが交互に出てきて、しかしどうして邪馬台国なんだろうと思いながら読み続けて、最後の最後で理由がわかってすっきりした。いや、侵略された理由とかナビゲーター的立場のカッティ・サークの在り方とか、釈然としなかったりする部分はちょこちょこあるんだけど。でも、一気に読み進むし、面白かった。
読了日:2月6日 著者:小川一水
カブキブ! (4) (角川文庫)カブキブ! (4) (角川文庫)感想
ついに新入生がやってきた!…と思いきや、いつの間にやら50人超が4人に。それでも不器用にがんばるクロたち先輩一同(とは言え、やりたくない役をやるのも必要なことだよ、という話は一言してもよかったのではと思わなくもなかった)。しかし新入生の初舞台でまさかの事態に。渡子ちゃん、クロにトンボを独り占めされているように感じて嫉妬してたんじゃないかしら、とも思わなくもない。幕間のオムライスのくだりはちょっと背筋が冷えた。どこかで救済されるといいけど…本人がそれを拒みそうな気もする。
読了日:2月3日 著者:榎田ユウリ

読書メーター

2017年1月の読書メーター

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2990ページ
ナイス数:154ナイス

老人と海 (新潮文庫)老人と海 (新潮文庫)感想
タイトルは聞いたことあるけど読んだことないなぁ、のままずっときてしまっていた作品。手にとってみて、薄さに驚いた。食わず嫌いせずさっさと読んでみておけばよかった…。それはさておき、漁師町に住む一人の老人の話。魚が獲れなくなってしばらくになり、そしてある日漁に出た先でとても大きな魚に出会うが…。それにしても、結局あの魚は何だったんだろう。鮫と勘違いするほど立派な尾に、とても鋭利な頭。モチーフになった魚が何だったのかも気になる。
読了日:1月31日 著者:ヘミングウェイ
トリペと―妊婦、はじめましたトリペと―妊婦、はじめました感想
陣痛3日間のエピソードに思わず白目を剥いてしまった。まじか…。そんな長引くこともあるのか…。おっぱい問題は、世代によって受ける指導が違ううえにいま情報が溢れに溢れてる時代なので、余計に周りがやいのやいの言っちゃうというのもありそう。眠れないとそれだけで余裕なくなるし、産んだらそこから今度はまさに戦争状態に突入してしまうんだなぁ。
読了日:1月30日 著者:コンドウアキ
丘の家のミッキー〈10〉井の中の蛙世界に飛び出す!?の巻 (コバルト文庫)丘の家のミッキー〈10〉井の中の蛙世界に飛び出す!?の巻 (コバルト文庫)感想
最後の最後でまさかの出戻り? と思いきや、第三(?)の選択肢が登場。そうか、それを選択肢として考えられるくらいにミッキーの視野は広がっていたんだなぁと改めて。面白かったです。これで全部読み切ってしまったのか、というのが少し寂しい。ミッキーのお母さんみたいに送り出してあげられる親になりたいな…。
読了日:1月26日 著者:久美沙織
丘の家のミッキー〈9〉きみといつまでもの巻 (コバルト文庫)丘の家のミッキー〈9〉きみといつまでもの巻 (コバルト文庫)感想
段々親離れし始めて、中学の頃よりは色々な物事の見方の変わってきたミッキー。前巻からの桐村さんのエピソードが盛大に尾を引き、かなりのピンチに陥る場面も。朱海さんも色々考えた結果の進路を見つけて、え、これ大団円になるんだよね…? なってほしいな…? と若干不安になりつつ読了。
読了日:1月21日 著者:久美沙織
おぞましい二人おぞましい二人感想
ムーアズ殺人事件をもとに描かれた1作。淡々と不気味でタイトル通りにおぞましく、今晩無事に寝つけるか不安になるレベル…。
読了日:1月18日 著者:エドワード・ゴーリー
なかよし 2017年 02 月号 [雑誌]なかよし 2017年 02 月号 [雑誌]感想
またCCさくらだけ。無事にカードに戻していけるのは喜ばしいことではありそうだけど、小狼くんとエリオルくんは本当に何を知っているのやら…。そして雪兎さんのとこでのお茶タイムが定番になってる様子に和んだw 行為とかに関するカードが多いような気がするのは、何か関係があるのか、それともこれまでのカードと重複しない範囲だからなのか。
読了日:1月16日 著者:
囲碁小町 嫁入り七番勝負囲碁小町 嫁入り七番勝負感想
本因坊秀策の時代、薬種問屋の娘・おりつの物語。賭け碁にしてしまったことで苦しみ、そしてそこに恩師の訃報でさらに沈むなか、「楽しむ」原点に立ち返ってからはきっと背筋も伸びて顔色も良くなったんだろうなぁと思うような雰囲気になってよかった。医者の家と薬種問屋の家が絡むので当時の麻疹→コロリの2つの疫病の話題も出てるなぁと思いきや、最後の最後で本筋にも大きく絡んできて、そうだったのか、と。対局相手として出てきたなかでは栄花楼のご主人と高山父子が好感持てるなぁと思った。
読了日:1月15日 著者:犬飼六岐
よつばと! (2) (電撃コミックス)よつばと! (2) (電撃コミックス)感想
これいつ頃から連載されてんだっけと思ってたけど、作中でHDDレコーダー出てきてるし、それくらいには最近のだったのか。/みうらとよつばと恵那が揃うと気づくとパニック大会になってるな…大丈夫なのかあの3人組…楽しくないわけではないんだろうけど…。
読了日:1月14日 著者:あずまきよひこ
よつばと! (1) (電撃コミックス)よつばと! (1) (電撃コミックス)感想
昔読んだようなつもりでいたのだけど、ここに記録は残っていなかったようだ。/よつばととーちゃんの新しい家に越してきてからの日々。そうか、とーちゃんは翻訳家なのか…かっこいいな…。そしてこれたまたま夏休みから話が始まってるけど、とーちゃんは寒い時期もパンイチなのかな…? と気になってしまったw 「あいつは何でも/楽しめるからな」「よつばは」「無敵だ」っていい台詞だし、そういう子どもに育ってほしい/育てたいなぁと思わされる。
読了日:1月14日 著者:あずまきよひこ
丘の家のミッキー〈8〉ツルへの恩返しの巻 (コバルト文庫)丘の家のミッキー〈8〉ツルへの恩返しの巻 (コバルト文庫)感想
前巻ラストの二大事件を大いに引きずっての今巻。笙子ちゃん、いいキャラしてるなぁとにやにやしながら読んでしまった。不登校の桐村さんちは、なんともかんとも色んな意味でタイヘンそうなおうちだ…。しかし義弟の洋太郎はなんだかんだでとてもいいヤツである。
読了日:1月11日 著者:久美沙織
ばくおん!! 9 (ヤングチャンピオン烈コミックス)ばくおん!! 9 (ヤングチャンピオン烈コミックス)感想
耐久レース編。千雨ちゃんのあれこれを高らかに叫ぶときの感じにいちいち悪意を感じるぜ…(そもそも嫌いって言ってたし)と思ったけど、最後の雑誌記事ので笑ってしまった。なんだかんだでみんなレースを楽しめてたみたいで、いいなと思った。鈴鹿の耐久、いつか見に行ってみたいなー。
読了日:1月10日 著者:おりもとみまな
丘の家のミッキー〈7〉未来進化するの巻 (コバルト文庫)丘の家のミッキー〈7〉未来進化するの巻 (コバルト文庫)感想
高校進学。今までより少し大人になって、自分と向き合わなきゃ、と自分で意識できるようになった未来。そろそろパパ離れも近いかな?/巻末対談のお相手が声優の子安武人さんでびっくりした。おかみき読者だったのか…意外というか、読んでる姿が想像つかんというかなんというか。ともかく驚き。
読了日:1月10日 著者:久美沙織
丘の家のミッキー〈6〉望んだものは天使の巻 (コバルト文庫)丘の家のミッキー〈6〉望んだものは天使の巻 (コバルト文庫)感想
最後まで読んだら解説が瀬名秀明さんだったのでぶったまげた。なるほどSF畑。/ストーリー的には、災難だったけど…よかったね朱海くん、と言わざるを得ない…! ひたすらにやけつつ、しかしこの甘さ、それはそれでこっぱずかしいぞ…となりながら2人のやりとりのシーンを読んでいました。それにしても今巻の未来はみんなの度肝抜きすぎである…。ひやひやしたり、どっしゃーと思わず顔を覆いたくなってしまったりした。
読了日:1月6日 著者:久美沙織
時をかける眼鏡 眼鏡の帰還と姫王子の結婚 (集英社オレンジ文庫)時をかける眼鏡 眼鏡の帰還と姫王子の結婚 (集英社オレンジ文庫)感想
なんか、アスマはこちらのマーキスを選びそうだな、という気は薄々していた。思春期の子どもがいるおうちの再婚はこじれると本当に大変そうだなと思ったりなど。兎にも角にも、無事に解決できたようでよかった。師弟コンビの話はほんわか癒され、そしてほんのりお腹が減りました…ぐぬぬw
読了日:1月3日 著者:椹野道流

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